令和5年度「ごみ減量化・リサイクル推進」標語・ポスターコンクール入賞者が決定しました。
標語の部
当組合では、令和3年度から標語・ポスターコンクールを実施しています。本年度の優秀作品が次のとおり選定されました。
標語の部は、当組合構成市町の小学校4年生を、ポスターの部は小学5年生の児童を対象として作品を募りました。
標語の部は、応募総数987点で、ポスターの部は339点でした。いずれも専門家の先生による審査会を開催して、入賞者を選定いただきました。
標語、ポスターの入賞作品は次のとおりです。あわせて審査員の先生からの講評を掲載しています。
審査委員長(標語の部)講評
4年生の時に、ゴミの減量やリサイクルについて考え、標語にまとめる機会を持つことは、家庭や各市町、佐賀県西部地域にとって大事なことです。このコンクールが始まった理由です。
でも、最大のねらいは、一人一人みんなが、生涯を通してゴミの減量やリサイクルに関心を持って生きていくことです。
今年審査していて、各審査委員共通した感想は「できることから取り組もう」という行動そのものを標語にしてくれていたことです。
マイバッグはどこでも見ます。家庭での分別の手伝い。食品ロスを減らす工夫。それらは、すべて変えようという意識から始まるという標語もありました。さらにみんなでやれば楽しい。未来につながることだ。未来が変わるんだという力強い訴えがありました。ポスターとともに、4市5町の皆さんの心に届くと思います。
地球の悲鳴も聞こえる大きなゴミ問題も考えつつ、自分にできることから始めよう。SDGsも標語になっていました。70年代からのキャッチフレーズは世界中で生きています。
ポスターの部
審査委員長(ポスターの部)講評
ポスターの部には、339点の応募がありました。
多くの子どもたちが、ポスターを描くという学習を通して、ごみ減量化やリサイクル推進について自分なりに考える機会を得ていることは大変有意義なことだと思います。
全体的な印象ですが、色がきれいで、文字もよく工夫され、誠実に表現している作品が多かったと思います。
描く前にまず、ごみの減量、リサイクルについて学習していると思います。子どもたち自身が自分にできることやぜひ取り組みたいと思うことから絵を考え、それにマッチした標語を考えていました。
そして、画面の中に文字の大きさや色を考えて配置し、伝えたい思いが届くようによく工夫していた作品が多かったです。
子どもらしい発想の微笑ましい表現がたくさんありました。最優秀賞を受賞した作品は、地上だけでなく海の中もゴミが多くて困っているという状況をウミガメの言葉で伝えています。
海の中はごみでこんな状況になっているのを人間はわかっているのかと訴えかけています。海の中の様子、ウミガメその他の生き物の表現が非常に優れ、色がとてもきれいでした。
海の生き物へ思いをはせた子どもらしい表現がすばらしいと思います。優秀賞を受賞した作品は、自分や家族でできることをたくさん表現しています。
それぞれの年齢でできることがあるということを教えてくれています。人物の表情が明るく、色使いもとても明るく全体をまとめています。標語もわかりやすく文字の色も明るく、絵にとてもマッチしています。
ポスターの目的は伝達です。ポスターを見た人が、描いた子どもたちの伝えたい思いを受け取り、少しでも日々の行動につなげていただくよう願っています。
取り組んでくれた皆さんありがとうございました。